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2007.01.01 12:30

こんにちは~~


まずまず、こちらはあおまきさんではありません。 というかがっつりすずまきさんでございます。

どうしてこんなことになったのかは、「さかな」という駄文を読んで頂ければわかるような、わからないような…

とにかく、この辺に隠してある一連は、どうしようもなくすずまきさんなのでございます。

だから、あおまきさんのかた…

にーげーてーーーーーっ


本当の日付は2012.02.01。 はい、長くブログを放置して昨日戻ってきたばかりでございます。

なのに、何をやってんだと、自分でも思うんですけれど、実はこれはカナーリ前に半端に投げ出していたものを、すずまきだったら書いてもそんなに需要もないし、お目に触れることも少なかろうということでリハビリとして書き出しまして、
だからそんなにすぐにお目汚しするつもりはなかったのですが、昨日ひっさしぶりに管理画面触って、せっかくだから←?訪問者さんのとことか頂いた拍手とか見ましたら、なんと!!
「さかな」に拍手を頂いていたではありませんか!! きゃーーーなんということ。ありがとうございます。

ということで、
その拍手くださった方が気づいてくださるかはわからないのですが、その方向けに………

あ、お気づきかもしれませんが、こちらの薪さんは、

ちょっとイっちゃってますから。

終始気色悪い話ですけれど、もしよろしかったらお付き合いください。 リハビリでもう書き終えているので、コンスタントに更新できると思います。(読み返してぎゃーーとならなければ)


長々言い訳を失礼いたしました。













 右手と左手、左手と右手を、秘密の暗号みたいに組み合わせながら口付けする。
 悪いことしてるなんて思ったこと、無い。

 啄むようなキスから段々深度を増していって、唇と唇、舌と舌が溶けあうくらい絡め合ったら、いつの間にかお互いの瞳には情欲の灯が点って潤んだ艶を帯びている。
 呼吸のタイミングを合わせて、それは苦しくならないように、湿り気を帯びた砂糖菓子みたいなフレンチキス、どれだけ続けられるか自分たちを試すみたいにしながら、床に膝を着くのも不思議なくらいシンクロしてる。
 服は着たままでも構わないけれど、でもやっぱり互いの肌に直に触れていたいと思うから、体に纏わりついたシャッツやパンツは結局邪魔者扱いになって、もどかしい手付きでお互いを剥き出しにしていく。

「ああ」
 とため息を吐いて、反らした薪の首筋に鈴木が口付ける。そのまま唇を鎖骨から胸へ、体の真ん中へ、滑らせていけば薪は震える手で鈴木の肩に縋りながら、肌を快楽の艶色に染めながら体を捩らせる。

「すき?」
 なんて聞きながら、鈴木が床の上に薪の腰を延べて、開かせた膝の間に自分の体を入れると、鈴木を求める薪の手がまるでおぼれた人みたいに空を泳ぐから、彼が迷子にならないように、鈴木はその手を取ってしっかりと自分の胸に纏わりつかせる。
 快楽の波に飲み込まれるように体を重ねることをいけないことだなんて思ったこと、まったく無い。


「夢を見るんだ、きれいな夢」
 激情が去った後の困憊で、鈴木の隣、白いシーツの間で安らかな寝息を立てている薪の、額に掛かった絹の髪を、枕に肘を立てて指先で優しく梳いてやりながら、鈴木はいつだったか彼から聞いた話を思い出していた。
「鈴木とこうしたあと、いつも……」
 過ぎたばかりの熱情にまだ瞳を湿らせていた彼の言葉を思い出して、なら今、薪はまた夢の中の、宝石を敷き詰めたように美しい野原を一人散歩しているのだろうと鈴木は思う。

「そこでぼくは鈴木が来るのを待ってるんだよ?」
 瞳には言い尽くせないような慈愛の色を帯びて、繰り返し繰り返し、まるで飽きることなく薪の薄茶色の髪の毛先を指で弄びながら、薪の夢語りの最後の言葉を思い出した時、まるで糸で引き寄せたようにさっき、抱き合う前に薪から聞かされた話も思い出して、急に鈴木は胸が詰まる気がした。


「ぼく、大学出たら院には進まないで某政経塾の門を叩こうと思う」
 それは大学3年になったばかりの彼らにはまだ遠いようで、でも本当はすぐにでも動き出すべき事柄だった。
「政治家になるんだ」

 ワンルームマンションの狭いキッチンで、酒と心ばかりの食事の支度をしていた鈴木は驚いたように顔を上げて、ベッドの前に置かれたローテーブルに一足先に座り込んで缶ビールに口を付けていた薪を肩越しに振り返った。
 鈴木をじっと見上げていた彼はいたずらを成功させた子供みたいに不敵に微笑んでいた。

「なにそれ?」
 あまりに唐突に繰り出された話題に、ついて行けず半分笑ったような声を返しながら鈴木が、用意を終えた皿を携えて薪の待つテーブルに寄る。迎える薪が待ちきれないように手を引くのに、彼のすぐ隣に鈴木も腰を下ろした。
「何、突然、そういうの、おまえのキャラじゃないでしょ?」
 缶ビールのプルタブを引き上げて、鈴木も一口付けながら、常々その職業に関しては手厳しいことを繰り返し鈴木に訴えていた薪を少し咎めるように鈴木が言う。そんな彼の表情を確かめて、薪は不敵に口元を歪めた。

「それはね」
 と、薪は鈴木が運んできた皿の、瓶から取り出したばかりのピクルスの薄く切ったのを指で摘まみながら答える。
「そうなんだけど、でも大学終わって、ぼくたち二人おんなじ所に勤める訳にいかないだろ?」
 軽い口調なのに、ほんの少し苦い感傷が混じった薪の声に鈴木は曖昧に同意した。
「ほんとは一日中鈴木の顔が見えるとこ以外なんて嫌だけど、だったら何を目指したっておんなじことだし、それに……」
 ぼくだったらどんな分野でも頭角を現せると思わない?と最後はまた悪戯っぽく上目使いに微笑んで、薪はまたビールに一口付けた。

「どうして?」
 自分が用意した、小ぶりなフランスパンにスモークビーフと野菜を挟み込んだのをちぎるみたいに一口噛んで鈴木が訊く。
 尋ねられた薪は瞬きして、それから鈴木と同じものを手に取って、同じように食いちぎりながら、急に神妙な声で薪は言った。
「40年くらい前の話なんだけどさ? 北欧のある国で同性婚が認められるようになったんだけど、それは…」
 薪の口から出てきた話題に、鈴木は黙ったまま眉を寄せる。不快そうな鈴木のおもてを上目使いに確認しながら薪は続けた。
「それは、その時の女性首相が、自分が愛してた女性と結婚するために力を尽くしたんだよね」
 ぼくもおんなじことしたい、と視線は鈴木から逸らしながら、でも真剣な声で薪は言った。鈴木は黙ったまま動かなかった。

 それからまた唐突に、
「うん、美味しい、鈴木のこのカスクートのわさびマヨネーズ最高」
 とてもチューブのわさびから作られたなんて思えないよ、なんて、もう一口パンを齧りながら今度は一転明るい声で、視線を鈴木の上に戻し、彼に微笑み掛ける薪に、鈴木はまだ口を噤んだまま、ただ手を伸ばして、薪の長く伸びた薄茶色の前髪に手を差し入れて彼の額に手を置いた。
 手の平に上手に力を入れて、薪の瞳を自分の上に縫い付けたまま、鈴木は瞬きして黙り込んでいる。
「薪…おれは……」

「鈴木は警察官になるんだよね?」
 言い出しかねて、やっと開いた鈴木の言葉を薪が邪魔する。
「入庁後はしっかり働いて、きっと代議士になってるぼくに拙い嫌疑がかかりそうになった折には便宜を図れるくらい出世してくれ給えよ」

「っ、なんだよ、それ?」
 それはふざけて高圧的な、薪の言い振りにつられて鈴木もつい笑いを漏らす。
「政治家になる前から将来汚職前提かよ?」
 鈴木が笑ったら、彼の手の力も弱くなって、額を捕まっていた薪も笑いながら、彼の手の平からするりと抜けだすと、体の向きを捻って鈴木の胸に頬を押し付けた。

「鈴木しか要らない、誰も何も要らない」
 自分のよりも幾分も広く厚い鈴木の胸に腕を回して薪が言う。
「誰にも何にも邪魔されたくない、そのためならどんなことだってする」
 シャッツの背中の布地を掻き集めるようにしながら、小さいけれど、しかし、しっかりとした声で、決めつけるように薪は呟いた。
「鈴木以外なら、『ぼく』だって要らないんだ」

 それから、勢いをつけて鈴木の体から離れた、薪はまた不敵に笑っていた。
 琥珀色に濡れた瞳を細めて、口の端を持ち上げて、また言葉を失くしていた鈴木の顔を悪戯っぽく見上げて、それから少しだけ腰を持ち上げて背伸びして、己よりも高い鈴木の唇を舌で舐める。
「…ソース、付いてる」
 子どもみたいだなと、咎められた鈴木が自分の手指で拭ったら、もうそこには薪が付けたキスのあとしか残っていなかった。







(続きます)
ごめんなさい。


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