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2007.02.01 01:45




こんにちは。

本日、リアル日付では2011.06.05であります。
ああ、昨日は疲れた・・・・・あまりに疲れてPCも開く気力でなかったです。

なのに、何で今日こんなのを上げているのでしょう? うーーん、なぞだわ・・・・・


で、こちらなのですが、
小さいお子様はご遠慮くださいね。←いらっしゃらないと思いますけど。

はっきり言って、やってるだけなので、ええ。しかもばにらでごめんなさい。


広いお心でお願いいたします。
























 ことばが息から生まれ、息が命から生まれるものならば。


 ゆっくりと彼の体が自分に重なってくるときにはいつも、薪は彼に見つからないようにそっと息を詰める。
 それは暴力的な、身を切り裂くような行為であるのに、どうしていつもこんなにも優しい所作に感じられるのだろうか。

 慎重に彼の中に押し入る瞬間にはいつも、ほんの少しだけ青木の眉が寄る。
 それは快楽を理由とするのではなく、苦痛を伴ってまで自分を受け入れてくれる彼への言葉で表現できない思いからだ。

 薪が青木で満たされると、青木の中も薪でいっぱいになる。
 薪が漏らす安堵の息を、彼の頬に手をやって、琥珀色に輝く瞳を自分の方に向けさせてから、その虹彩に、少し上気した自分の顔だけが映り込んでいるのを確認してから、青木はそれまでずっと続けていたのと同じ仕草で薪に口付けする。

 頬に押し当てられた青木の手の甲に薪が小さな手を添えると、それを迎えた青木の大きな手が薪の手を取り、鍵をかけるように指を絡めて彼が横たわるシーツの上、薪の耳の横に優しく押し付ける。それから、もう片方の手同士も同じように。

 綿菓子みたいな軽いキスを繰り返して、しかし段々に唇の深度を深くしていく。啄むように唇を、吸って舌をいつの間にか薪の口の中に忍ばせると、中では薪の舌が突然入ってきた青木の無礼な舌にも親しげに挨拶をする。

 呼吸のために時折口を離しても、その数秒さえ離れるのが惜しいくらい唇を交わし続けて、やがて、とうとう青木は我慢が効かなくなったように自分の体で薪の体を揺らし始める。
 規則正しい律動に、青木が薪の唇を自由にして己の背筋を弓に反らせると、何を拒むでもなく薪が頭を左右に振るのに、青木はそれまでシーツの上で薪の左手を戒めていた右手を放してその指先を、薪の肩から胸、腹と腰のラインまでその輪郭を丁寧に辿っていく。

 青木の指の通ったとおりに、それまでも朝焼けの空のような薄桃色に染まっていた薪の肌がより一層鮮やかさを濃くする。
 真珠のような光沢の皮膚の上のところどころに、青木が唇を落とすと、薪の体は硬く形づくられていた砂糖菓子が湿度を含んで柔らかく蕩けていくように、青木の手の平の中で柔らかくなる。舌を這わせれば、それは天上の蜜のような甘さに青木は眩暈がして、薪に与える振動を速くした。

 駆けるような青木のリズムは薪を切なくさせる。
 花が咲くように開いた唇から、止めようもなく漏れ続ける息は水蒸気になって、彼と青木の皮膚を濡らし、湿ってお互いに吸いつくような手触りになる。

 膝の後ろに手を添えて、もっと近寄りたいと薪の体を引き寄せると、深くなった重なりに薪の口から漏れ掛けた声を、誰にも聞かせないと、宝物を独り占めする子供の風情で、己の唇で蓋をして、薪の口の中に閉じ込める。
 それから、生まれるはずだった声ごと、薪の息を自分の胸の中に深く吸い込む。

 斜めから深く唇を合わせて、差し込んだ舌で薪の真珠の粒のような歯列を辿る間にも、青木の作り出す振動で薪の体は揺れ続けているから、彼らの二つの舌はお互いを求めあっているのに薪の口の中で中々出会うことができない。
 それでも、諦めることはできないから、痛いくらいに強く吸い上げたら、余した息の、どちらのものとも判別のつかなくなったのが、銀糸の玉がほどけるように薪の口の端から顎を伝って彼の喉に転がり落ちていく。

 止まって。
 青木が薪の体の両脇に着いた手で体を支えて、少し彼から離れると、薪は不思議そうに瞬きしながら、自分の体のすぐ上にいる彼を見上げた。

 玻璃のような艶を秘めた薪の頬は、青木から与えられた快楽で上気し、鮮やかな紅色に染まっている。
 薄く開いた唇はふっくらと熱を持って、いつもは硬い石のような輝きの瞳は、甘いはちみつの色に蕩けている。
 絹糸を撚って出来たような前髪が、広く賢そうな、今は汗ばんで湿っている額に張り付いているのを、片手をやって青木は丁寧に退けてやる。

「薪さん」
 と名前を呼んで、でも彼からの返答も待たずに、青木は薪の両脇に腕を差し入れると大切な荷物を抱え上げるように彼の体を持ち上げて、自分の胸の内に収めた。
 子どものように膝の上に乗せて、少し不安定な姿勢に薪が足の内側に力を入れるのに、くすぐったそうに笑って、青木は自分に近付けた彼の肩に、覆うようにして口を付けた。

 それから、ギミックめいた動きで、薪の二の腕を捉えて縮んでいた腕をゆっくりと伸ばしながらしかし、薪の体は上に残したまま、青木が背中をシーツに着けると、それを追い掛けて倒れかかろうとした薪を、張った腕で押し返して許さない。

 空に一人残されて、心許なそうな薪の少し困惑して自分を見下ろす琥珀色の瞳を、青木はいたずらっぽく見返す。
 青木が、薪がよすがにしていた彼の腕を捉えた自分の手を、ゆっくり放して薪を自由にすると、いよいよ支えを失って薪は青木の腹と胸の上に、己の重さで青木をいたくしないよう遠慮がちに手を置く。
 青木の上の薪の指先は、青木の皮膚からもっと深い所へ、水面に落ちた雨粒が同心円を描いて行くように快感を伝える。
 吸い込んだ息を深く吐き出しながら、薪に添えていた手はシーツの上に投げ出して、青木は目を閉じた。

「お好きなように、なさってください」
「………………」
 勧める青木の言葉に、胸の上の薪の指が微かに震えたのがわかる。困ったように薪が首を振る様子も、彼と触れあった場所から伝わる振動が教えてくれる。
「ね?」
 重ねて促す青木に、薪の手指の爪先は立って、それは青木の肌をちりりと傷める。少しだけ寄った青木の眉に、開かれない瞳に、観念したように薪は青木の言葉に応じ始めた。

 目を瞑っていても、自分の腹の上にいる薪が三日月のようにうつくしく背中を反らせているのが青木にはわかる。
 重力に反するのと従ずる動きを繰り返して、そこから生まれた刺激に薪が薄紅に染め上げた肌の上、金色の産毛の間を、二人の息が作り出した水分が銀色の汗に変わって伝い落ちていくのを青木は感じる。

 薪自身が紡ぐ快楽の所作に、しかしそれは薪の、よりも青木への快楽が優先されていることも青木は承知している。
 それから、愉楽を生み出しているのは薪自身のはずなのに、その快楽の根源は間違いなく己の体の一部だと、思って青木は堪らなくなった。

 勢いをつけて、起き上がるのと同時に目を開ける。
 途端に飛び込んできた薪の驚いた顔と、肩を抱きくるめて反対側のシーツに倒す。それから、青木の上で健気に自身の体を支えていた膝を持ち上げて、さっき離れていた距離を取り戻すように薪に近付いた。

「……………っ」
 薪が息を飲んだのがわかる。それが、これから起こる青木の性急さを悟ったからなことも青木にはわかって、でもどうでも自分を止めることは彼にはできない。
「っ、薪さん」
 名前を呼ぶのが精いっぱいで、それ以上何も言葉に出来ず青木は開きかけた薪の唇を塞いで、舌を吸い上げる。

 追い立てるような青木の律動は、薪の体を大きく揺さぶって、彼に甘い悲鳴を上げさせる。
 他人由来の振動は薪の内側をかき混ぜて、不規則になった息は切なさに変わって蒸発し、薪の長くカールしたまつ毛に取り付いて彼を泣かせる。
 すっかり熱を持って、リンゴのように赤くなった薪の頬の上を伝う涙を舌で掬い取りながら、こんなに甘い涙があるだろうかと青木は思う。
 まるで蜜のような、二人で生み出した快楽の水。

 どちらがより先に、おしまいを迎えたのか夢中のなかで判然としなかったけれど、それでもお互い、呼吸と早くなり過ぎた鼓動とを落ち着かせようとしているうち、しかしまだ体は離れないまま、青木は力なくシーツの上に放られていた薪の片頬に、手をやって自分の方を向かせた。

 涙と汗とでしっとりとした薪の頬は信じられないくらい熱くなっていた。
 愉楽のヴェールで潤んだ瞳はまだ湿ったはちみつ色のまま、その琥珀色のスクリーンに青木の姿をぼやけ気味に映している。
 薪の瞳の中の青木は、うれしそうに真っ黒の瞳をぴかぴかさせていた。

 それから、熟れた柘榴のような色でふっくらとした唇に、軽くキスして青木は何かを言おうとした。
「あのですね………」
 でも、何も言えない。
 だって青木には、今薪に自分が抱いている気持ちを表すどんな言葉も持ち合わせてはいないから。

 好きだとか愛してるとか、言えたら楽なのに。
 今まで好きになった人も、愛してると伝えた人も青木にはいる。でもその中の誰にも、こんな気持ちにならなかった。
 大切にされたことも愛されたことも青木にはある。でもその中の誰にも、こんな風にしてもらったことなんかなかった。
 だから違う、と思う。これまでひとの間には存在しなかったもの、それが自分たちの間にはある。
 それがわかるのに、でもそれをいったいどうして伝えればよいのか、青木にはその術がわからない。

 途端に困ったような青木に、薪は少しだけ口の端を持ち上げると、彼の誠実そうな額に張り付いていたまっすぐで真っ黒い前髪を、手で梳いて、まるでわかっているというように、優しくゆっくり頷いてみせた。










(終わりです)
すみません、ありがとうございました。

しーさま、この前にリベンジです。 すみません、これが今のわたしの精いっぱいかも。
















で、この後、

1.「あー、気持ちよかった」で薪さんに殴られる。
2.「良かったですか?」で以下同文。
3.「いいから早くどけ」で青木さんしょんぼり。

こんなとこまでお読み頂いてありがとうございました。
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| 二次創作腐・「 Love Slave 」 | コメント(1) | トラックバック(0) | |

この記事へのコメント

鍵拍手コメントくださったCさまへ


しーさま、こんにちは。
拍手コメント、ありがとうございました。

ふふふ・・・・・こっそり更新していてすみません。お気づき頂いてうれしいです、ありがとうございました。

はい、しーさまにはお見通しのとおり、落ちておりましたよ~~~だって、だってっ!!・・・・なんでもありません。

「腐ってます」の一言で、こちらを取っておいていただいたというのに、こんな話ですみませんっ。 今、色々勉強しているのですが・・・もっと精進しますね。

それから、しーさまに頂いたリクエスト(??)ですが・・・・・それ、わたしが書いたら強姦か準強姦になっちゃいますけど?(だって、やっぱり薪さんのお相手は青木さんだけがいいんだもん)
あ、あ、でも鈴木さんの名前出しながらねちねち意地悪されたら薪さん言うこと聞いちゃうかも?
あと、青木さんの命をカタにとられたらやっぱり・・・・って段々発想が鬼畜になってきたので止めます。

それから~~~
なんだかとってももったいないくらいありがたいお言葉を頂きまして、しーさまにはいつも本当に優しくして頂いてありがとうございますっ!!
本当に感謝しているのに、こんなレスですみませんっ!!!

拍手、ありがとうございました。
しーさまのまたのお越しをお待ちしております。

| みちゅう | URL | 2011.07.15 10:38 | 編集 |

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